融資を受ける方法はいくつかありますが、融資額の多さや信用度から考えますと、日本政策金融公庫をはじめとする国の政府系金融機関は最良の選択肢の一つです。
会社設立時の強い味方 日本政策金融公庫とは
会社を運営していううえで、どこからか融資を受けることは決して珍しいことでありません。たしかに融資=借金ですので抵抗のある人もいると思われますが、中小企業向けの融資を主な業務にしている国の機関もあり、多くの会社が利用しています。
その代表的存在が日本政策金融公庫の新創業融資です。小さな会社、特に創業時や創業まもない会社が民間の金融機関に融資を申し込んでもなかなか厳しいものがありますが、日本政策金融公庫はそのような会社のとって心強い存在です。とはいえ創業融資申請のの採択率は20パーセント前後だという説もあり狭き門ではあります。金利面では、銀行などに比べて比較的金利が安いというメリットもあります。
融資申請をするには福岡県内の日本政策金融公庫各支店に、登記事項証明書、事業計画書などの必要書類を揃えて申込書を提出します。その後担当者との面談があり、融資が決定したら契約書を提出する、といった流れです。融資審査が可決になった場合、申し込みから融資実行までの期間はおよそ1カ月間ほどです。
会社設立に関するその他の融資
日本政策金融公庫は、国民生活金融公庫、中小企業金融公庫、農林漁業金融公庫、国際協力銀行が統合して設立されました。新創業融資に他に、廃業した事業に再チャレンジする人向けの融資や、第2創業する人向けの融資があります。また、経営が悪化した時や、取引先が倒産した時などに使えるセーフティネット関連の融資もあります。