すべての法人には、社会保険に加入する義務があります。速やかに所轄の年金事務所で届出をしましょう。
すべての法人が必ず社会保険に加入
生命保険会社などが商品として販売する私的な保険に対し、健康保険や厚生年金保険、労働保険、雇用保険など国が運営する保険があります。社会保険は、公的保険全体をさしたり、あるいはその中の健康保険と厚生年金をさしたりする言葉です。健康保険と厚生年金にはすべての企業が加入しなければなりません。保険料は所得税のように会社が本人(従業員や被保険者)に代わって毎月納めますが、保険料の半分は会社が負担するよう決められています。
必要書類を確認
社会保険の届出は、本店所在地の所轄の社会保険事務所で行います。用紙に書き込んで作成する書類に加えて、いろいろな添付書類が必要です。記入して作る書類と添付書類は、地域や会社の実情によって多少異なりますので、あらかじめ所轄の年金事務所に確認したうえで準備してください。年金事務所にって会社設立の旨を伝えれば、記入用の原紙など必要書類をもらえますので、その際に窓口にお尋ねになるのも一つの方法です。社会保険の加入は全法人の義務ですから、会社を設立したら速やかに届出をすませましょう。