会社の印鑑には、会社の実印である代表社印をはじめいくつかの種類があります。設立登記時に必要な個人の実印も忘れずに作っておきましょう。
会社の印鑑は数種類を用意
個人でも何か契約を交わすときには名前の横に印鑑を押します。会社も法人、つまり、法律上の人間、ですから、契約などには印鑑が必要になってきます。会社の印鑑にはいくつかの役割があり、それぞれ違う印鑑を使います。まず、一番重要なのが、代表社印です。会社の実印ですから、いろいろな届出や重要な契約書類に押します。サイズに規定がありますので、法人の実印用、ときちんとハンコ屋さんに伝えてましょう。また、代表者が2名以上いる場合でも、代表社印は1つあれば問題ありません。
銀行印と角印も必要です。銀行印は金融機関で口座開設の時に必要です、代表社印と兼ねることもできますが、分けておくと安心です。角印は社判ともいい、請求書や領収書などに押します。
発起人の個人印
登記申請書の必要書類である定款には、発起人と設立時の代表者の記名と押印がひつようです。発起人と代表者になる予定のある人は自分の実印を作っておきましょう。代表社印は登記申請時の印鑑届によって実印となりますが、定款に押印する発起人らの実印はその前に用意しておかなければいけません。ハンコ屋で作ってもらうときには、完成までの日数を考慮しておきましょう。
【参考】会社作りの言葉 実印
住民登録している市区町村の役場で印鑑登録を済ませた印鑑です。その印鑑を実印であると証明するのが印鑑登録証明書(印鑑証明書)です。